曇りガラスをスプレーで余計に曇らせてしまった話

曇りガラス

わたしたちは窓ガラスのおかげで、家の中にいながら外の景色を眺めることができます。室内は冷暖房によって快適な環境でありながら、外界から陽光だけを取り入れることだってできます。空間は遮断していても視界はさえぎらないという窓ガラスの特徴は、現代人であるわたしたちにとっては当たり前のことでありながら、客観的にみれば非常に優れた利便性であると言えるでしょう。
しかし、窓ガラスには「外部から家の中を見られてしまう」というリスクがあります。中から見える以上、外からも見えるというのは避けられない弱点だと言っても良いでしょう。特に夜間など、外部よりも室内のほうが照明などで明るくなっている場合、外から見えるという傾向はより強まることになるのです。
窓ガラスに採光のみを求めるのであれば、外部が見える必要はありません。曇りガラスは窓ガラスに目隠し効果を付与したもので、採光という特徴を残しながら、視界を遮ることに成功しています。

曇りガラスにはさまざまな種類がありますが、ガラス表面に微細なキズや凹凸を付けることにより、透過性を落としているものが多いと言えるでしょう。磨りガラスと呼ばれるたりもする曇りガラスですが、最近は通常のフラットな板ガラスを、あとから曇りガラスにする商品が開発され、販売されています。フィルム状のものが典型的ですが、最近はスプレー型のものも販売されおり、より安価で手軽に曇りガラスを利用することが出来るようになりました。
なお、表面加工がなされた磨りガラスに、曇りガラススプレーを使用すると、曇りがさらにひどくなるばかりか、場合によってはムラが生じることがあります。ガラスにテーピングなどを施し、その上から曇りガラススプレーを使用することで、お洒落な模様を付けるのが流行していますが、もともと「曇り」があるガラスに使うとかえって見た目が悪くなってしまうことがあるので、使用時は十分な注意が必要です。場合によっては、ガラス修理屋さんを呼んで窓ガラスを交換してもらわないといけないかもしれません。

■参考
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_b/b_d_2.html
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/tech/glass/connect/